1年目サニー先生の日記

22歳。新卒1年目の 小学校教員の日記。

教採面接97点。教員採用試験の面接練習方法。

はじめに(自己紹介)

こんにちは。サニー先生です。本日は、教採 面接対策についてです。

腕時計を見るビジネスパーソン(女性)のイラスト


その前に、簡単に自己紹介。

①2018年に とある大学の教育学部に入学

②2021年に教員採用試験を受ける

③2次試験では、面接97点で合格

④2022年度より、小学校3年生の担任をする。(22歳)

 

と、このような感じです。

実は私は、大学にも公募推薦で入学しました。その時の倍率が約7.8倍!!

試験内容は【面接・小論文】でした。その時も、見事に合格することができました。

そこで!もしかしたら、面接で、みなさんの役に立てることがあるかもしれない。と思ったので記事にしました。

【面接対策用ワークシート】も用意したので、ぜひ活用していただければと思います。また、自治体によって少々違いがありますので、これをしたからといって必ずしも合格できるわけではないことをご承知おきください。(参考程度に、、、、)

ワークシート 一貫性.pdf - Google ドライブ

 

 

 

⓪本日のテーマ

今回のテーマは【一貫性】です。一貫性は面接では必要不可欠であると考えています。自分の考えに一貫性があることで、面接での印象が強く残ると思います。(自分の伝えたいことが伝わるから)なので、本日は、自分なりの一貫性が出るような面接の準備方法をご紹介します。

 

①まずは、原点を考える。

まず最初にすること。それは、【なぜ教員をめざそうと思ったのか】自分の原点に立ち返ること。

教員の職のどこに魅力を感じて、教員になるのかということを明確にします。

私の場合、2つの理由があったのでそれをまとめました。

(1)小学校の時の担任の先生の話

例)私は、小学生の時に自己肯定感が低かった。そんな時に自分を認めてくれた担任の先生の声掛けで、自分が変わることができた。子どもたちの自己肯定感向上に励みたい。

(2)中学校の時の社会科の授業の話

例)中学校の社会科の授業がたのしくて、授業が楽しみで学校に行っていた。授業が楽しいことが学校の楽しさになると初めて知り、楽しい授業をしたいと思った。

 

まずは、自分が教員になりたいと思った原点を思い出してみてください。(紙に書き起こすといいかもしれません)

もし、あなたの教員になりたい動機が「お金の為」や「人生が安定するから」などの理由である場合は、厳しいことを言うようですが、教員という職業は考えた方がいいかもしれません。なぜなら、面接で見破られてしまいますし、何より、教員になった際に続けることがかなり困難になるからです。そして、他にあなたにあった職が必ずあると思うからです。

自分がどうして教員になりたいのか、なりたいとおもったのかを明確に話せるように思い出す作業から始めましょう。

 

 

②話してみる(独り言でも可)(できるだけ人に)

次に、①で思い出した教員になりたいと思った自分の原点(以下、原点とする)を、人に話してみます。これは独り言でもOKです。とにかく話してみます。何度も。

話すことによって、自分の考えが整理されてきますし、面接では、面接官に話さなくてはいけないので、この過程は意外と重要だと私は思っています。

〈独り言のpoint〉

私がよく実践しているのは、「取材されている気分になって話す」ということです。

おかしいな(笑)と思うかもしれませんが、やってみてください(笑)何度も話すことが重要です。

 

 

③自分の目指す教育の軸・キーワードを考える

自分の原点を考え、話して整理が出来たら、次は、自分の原点から【目指す教育の軸を考える】の段階です。これは、面接だからというわけではないです。今後の教員生活でもとても重要になってきます。

自分の目指す教育の軸が明確にあることによって、目指す教師像・目指す学級像にも一貫性が出てきます。

〈point①〉

ポイントは原点から軸を考えるという事。

なぜ、原点から考えなくてはいけないのか。それは、一貫性です。

面接での一貫性は重要です。そして自分の生き方としても。なので、必ず原点から自分の教育目標の軸を考えます。

私の場合、教育で一番大切にしている軸は、【授業・学級を通して子どもの自己肯定感を育む】です。これも、原点から考えました。今でも働きながら自分の軸として持っています。そして、キーワード。私の場合【授業・自己肯定感】

この2つは、原点にも入っており、原点から抜き出した言葉です。

原点から軸を考える際のポイントは、「原点」だから私は、「軸」を大切にしたい。

という形で考えることです。(資料1)

原点から軸を考えることによって、軸を達成することの重要性を、自分で体験しているので、説得力が増すんですね☺

イメージこんな感じ。

④軸を達成することのメリット(良さ)を出す

次に、軸を達成することのメリットを明確にします。でも、これは自分経験から話せばいいんです。「私はこのような先生に出会って、こう変わった。おかげで今の自分がいる。だからこの軸は必要なんだ」といった形になりますね。

 

⑤すべきことを考える。

次に、軸を達成していくために、するべき事を考えます。

私の場合軸が、【授業・学級を通して子どもの自己肯定感を育む】なので、すべき事を2つ考えました。

(1)教科の専門性を高める

(2)視野を広げる(読書・イベントに参加・旅行等)

 

これらを実行することで、軸の達成に近づくと考えました。そのため、大学生活では、様々な経験を積むことにしました。(プレゼン大会にでる・海外の小学校に行ってみる・読書をする・中学校、高校の教員免許を取得する等)

自分の軸に沿った経験を大学生時代から積んでおいたというわけです。

面接では特に、「大学の授業以外の活動」も聞かれることが多いですので、学校外の活動も意味をもって行うことをお勧めします。

すでに、大学4年生になってしまって時間がない。今教員をしている。という人は、次の項目、⑥をしましょう。

 

⑥軸を基に、今までの生活を価値づける。

 次に、今までの生活の経験を書き出し、これらの経験が、軸や今後の教員生活に、どのように役に立つのかを価値づけます。

 例えば、

・アルバイトを4年間続けた

・海外の小学校にいった

・ボランティア活動に参加した

・部活 等・・・・

 

人それぞれ色々な経験があると思います。これらの経験が軸や教員になって際にどんな価値があるのかを明確にしておきます。

経験

価値

アルバイトを4年間続けた。

マネージャーになった。

仕事の効率を考えて、すばやく作業ができるようになった。

ボランティア活動

(外国籍の子どもに、勉強を教える等)

様々なニーズの子どもに会った。そこで、まずは自分から自己開示をすることが、子どもとの信頼関係を気付くために必要であるとわかった。

 

 

⑦「理想の教師像」「理想の学級像」を考える。

次に、「理想の教師像」「理想の学級像」を考えていきます。

これらを考える際に重要なのも、「軸」です。

私の軸は【授業・学級を通して、子どもの自己肯定感を育む】です。

そこから考えられる、私の理想の教師像は「①わかる・楽しい授業ができる教師 ②子どもの良さを見つけ伝えられる教師」となりました。

軸を達成できる先生って、どんな先生なのかな?と自分に問うてみると、教師像が見えてくるかもしれません。

 

理想の学級像も、同じ要領で軸から考えます。

その結果、私は【互いを認め合い、何事も一生懸命に取り組む学級】を理想の学級像にしました。軸を達成できる学級は、どのような学級だろうか。と問うてみると、より明確な学級が見えてくるかもしれません。

 

⑧質問内容と対応させる。

①から⑦を考えたことによって、以下の質問を一貫性をもって答えることができるようになったと思います。実際に以下の質問をされたと想定して、答えを書いてみましょう。

【質問1】

なぜ、あなたは教員になったのですか?

【質問2】

あなたの理想の教師像を教えてください。

【質問3】

あなたが教師になったら、どのような学級を作りたいですか?

【質問4】

あなたが、大学生活で頑張ってきたことを教えてください。

またそれらの経験が、教師になった際にどのように活かせるのか教えてください。

 

これらの質問は、面接で必ずと言っていいほど聞かれるものです。

これらの質問を通して、面接官に「私の軸はこれなんだ!」「だから私は教員になりたいんです!!」という強い気持ちをアピールしていかなくてはいけません。

 

現在、教員はブラックな職業といわれています。だからこそ、はっきりとした軸を持ち、目標を持ち、強い気持ちを持つ人を求めていると思います。自分の軸や思いを伝えることが、なぜ大切なのか、ご理解いただけたでしょうか。

 

 

おわりに

面接では、「知識を問う」というよりも「人間性を見る」ことに、重点が置かれているように私は思います。(個人的な意見です。)

知識を詰め込んだりすることも大切です。しかし、それ以上に大切なことは、「自分の伝えたい想いを整理すること・伝える練習をすること」だと思います。自分の思いや考えがある人の印象は、おのずと良くなってくると思います。

それくらい、「印象」が面接では大切なんだと思います。

「印象」を残すために大切なのが、「一貫性」です。そのため、本日は「一貫性」にフォーカスをあててみました。

次回は、「印象」を外的要因からよくしていく方法です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました✿

※この面接対策は、完全に自己流の為、参考程度に受け取っていただければ幸いです。